2009年2月23日月曜日

きっかけ

僕は2004年以来、
京都で石窯を使ったパンづくりのワークショップ
運営しています。

自然あふれる場所で、パンづくりだけではなく、
料理に関する物の考え方を学ぶことができます。
はるばる遠くから来られたお客様に
楽しんでいただいています。


そして2007年以来、
中崎町で働き方について考えるトークサロン
企画・運営しています。

自営業の方をゲストに呼び、
司会者である僕がさまざまな質問をぶつけ、
どうしてフリーランスとして働くにいたったのかを
掘り下げるという試みです。

お客様の多くは今の働き方に迷い、
何かヒントを探しておられる人たち。

参加されたお客様がそれぞれの
働き方のスタンスや理念を語り合うことで、
お互いを磨き合うサロンになっています。


ふたつの試みを通して、

これまでにない考え方や知識、技術を手に入れたい、
そんなサロンを多くの方が求めている


とわかりました。


ところでそんな知識を
共有することのできるはずの場所は
大学などの学術機関だと思います。

ところが大学は敷居が非常に高く、
遠い場所にあります。

かつての中世ヨーロッパの大学は
キャンパスを持たず、授業は教会や広場など、
人の集まる場所ならどこでも行われていたそうです。

それなら自分でつくることができるのでは?

これまで僕はインタビューアとして、
たくさんの面白い試みをされている方に
出会ってきました。

そんな方に授業をしていただければ
多くの刺激が手に入るサロンが生まれるかもしれません。

やってみればわかります。

そんなわけで、狩野の事務所内に
大学をつくってみることにしました。

名付けて中崎町サロン文化大学です。

よろしくお願いします。



狩野哲也